【世界遺産・アヌラーダプラ】スリランカ仏教発祥の地を半日観光
目次
- 文化三角地帯のひとつ『アヌラーダプラ』
- スリー・マハー菩提樹
- ルワンウェリ・サーヤ大塔
- トゥーパーラーマ・ダーガバ
- クッタム・ポクナ(ツイン・ポンズ)
- サマーディ仏像
- アバヤギリ大塔
- マハーセナ・パレス(ムーン・ストーン)
- イスルムニヤ精舎
- ジェータワナ・ラーマヤ
文化三角地帯のひとつ『アヌラーダプラ』
紀元前、仏教王国の都として栄えた『アヌラーダプラ』。
『文化三角地帯』と呼ばれる世界有数の仏教遺跡結ぶ三角形の頂点に、アヌーラダープラは位置してます。
コロンボから車で5時間ほどかかりますが、スリランカ観光では外せない場所のひとつです。
我々は8時にネゴンボを出発し12時前に到着、ランチ後に観光へ出発しました。
『アヌラーダプラ』で訪れた場所は、ドライバーさんにお任せで遺跡を中心に半日間観光しました。
【アヌラーダプラの訪問ルート】
スリランカの世界遺産は、遺跡地区への入場料が割高で、入場料は遺跡の修復のために使用されます。
考古学博物館やアバヤギリ博物館でチケットを購入することができます。
支払はUSドルでも可能でした。
■開館時間 8:00~17:00(年中無休)
■チケット料金 250ルピー(25USドル)
※イスルムニヤ精舎とスリー・マハー菩提樹の見学には別途200ルピー必要です。
遺跡内の観光は基本的に裸足です。
昼間の遺跡を裸足で歩くことは、日本人には熱くてとても困難かと。
靴下を着用することは許可されているので、遺跡巡りには汚れてもよい靴下を持参することをおススメします。
靴を脱ぐことが多いので、サンダルの方が便利です。
そして、日差しがとても強いのですが、帽子の着用や日傘をさすことはできません。
スリー・マハー菩提樹
紀元前3世紀、インドのブッダガヤからブッダが悟りを開いた菩提樹の分け木がアヌラーダプラに、植樹されました。
この地からスリランカ仏教が世界各地に広がったため、『アヌラーダプラ』はスリランカ仏教の発祥の地と言われています。
その『スリー・マハー菩提樹』を間近で見るためには、チケットのほかに200ルピーが必要です。
お昼の時間帯は、菩提樹へ近づくことができません。
13時30分ぐらいに訪れると「14時から」と言われてしまいました。
菩提樹は高さがあるので外側からも眺めることもでき、上部の写真撮影は可能です。
ルワンウェリ・サーヤ大塔
アヌラーダプラのシンボル的存在である『ルワンウェリ・サーヤ大塔』。
とても高い塔なので、遺跡群の至るところから見ることができます。
太陽の光で真っ白に輝く仏塔の姿は圧巻です。
青い空とのコントラストがキレイなので、時間に余裕があれば晴れている日に訪れると写真映えします。
トゥーパーラーマ・ダーガバ
ブッダの右鎖骨が祀られているといわれる『トゥーパーラーマ・ダーガバ』。
『ルワンウェリ・サーヤ大塔』と比べるとこじんまりとしている印象。
ブッダに関わりがあるということで、『スリー・マハー菩提樹』とこちらの『トゥーパーラーマ・ダーガバ』はアヌラーダプラの聖地です。
再建された1840年当時、屋根をつくる予定を途中で断念した石柱が複数残っています。
石柱があることで他との差別化がはかれて良いような気もしますが、この傾いている石柱たちは本当に必要なんでしょうか…
クッタム・ポクナ(ツイン・ポンズ)
かつて、修行僧たちの沐浴場であった『クッタム・ポクナ』。
ドライバーさんに「写真を撮りたいか?」と聞かれ、写真を撮りにだけ訪れた場所。
池の他には何もないので、さらりと見る程度で十分です。
サマーディ仏像
『サマーディ仏像』とは翻訳すると「瞑想する仏像」という意味を持っているとのこと。
まさしくブッダが悟りを開いたイメージが頭に浮かびます。
残念ながら、現在は屋根に囲まれていますが、昔は背後に菩提樹があったそうです。
こちらでは「仏像を背景にして写真を撮るな」という注意事項がありました。
警備の方がいて違反すると注意されます。
アバヤギリ大塔
スリランカの大乗仏教の総本山『アバヤギリ大塔』。
現在、スリランカでは大乗仏教が途絶え、遺跡として残っているのみとのこと。
マハーセナ・パレス(ムーン・ストーン)
スリランカで最も美しい『ムーン・ストーン』が残っていることで有名な『マハーセナ・パレス』。
目立った建物や標識があるわけではないので、思わず見逃してしまうところでした。
『ムーン・ストーン』には輪廻転生が描かれているそうです。
イスルムニヤ精舎
アヌラーダプラの中で、個人的に一番見ごたえがあった『イスルムニヤ精舎』。
カラフルな涅槃像や岩のレリーフ。
そして、巨大な岩に登ると広大なアヌラーダプラの景色を見渡せます。
アヌラーダプラ観光の最後に訪れたので、今まで観光してきた遺跡群をおさらいできました。
『イスルムニヤ精舎』の通称は『ロック・テンプル』というだけあり、岩のレリーフや自然にできた巨大な岩の配置なども興味深かったです。
『イスルムニヤ精舎』は別途200ルピーかかりますが、訪れる価値ありです。
ジェータワナ・ラーマヤ
『アバヤギリ大塔』とあまり見分けのつかない『ジェータワナ・ラーマヤ』。
1982年にサンスクリット文字で書かれた経典が発見されたことで有名。
サンスクリット文字で書かれた経典は、世界でもとても貴重なものだそうです。
外観だけであれば、『アバヤギリ大塔』を訪れれば、こちらはスルーしてもよいかもしれません。
アヌラーダプラの観光に半日と書きましたが、正確にはランチ後の3時間半程度。
我々は写真撮影に時間を割くので、結構時間がかかっているほうかもしれません。
観光のためにタクシーをチャーターする場合、3時間ぐらいでも十分に見て回れるのではないかと。
そして、9月はベストシーズンではないのか、他の観光客にほぼ出会わずゆっくり写真が撮れてよかったです。